【ダイソー毛糸で挑戦】六角形2枚で編む驚くほど簡単なオーバーサイズカーディガン

たった2枚の六角形モチーフ（ヘキサゴン）を編み、それらを繋ぎ合わせるだけで、トレンド感あふれるゆったりとしたカーディガンが完成する――。信じられないほどシンプルな構造ながら、完成度の高い羽織りものが手に入る、魔法のようなレシピをご紹介します。今回は、手軽に入手できるダイソーの毛糸を使用し、編み物初心者の方でも迷わず完成できる手順に絞って解説します。

夢のヘキサゴンカーディガンとは？

ヘキサゴンカーディガンは、六角形を二枚編み、T字に折り畳んで繋ぐという極めてシンプルな構造が特徴です。六角形の中心が脇の下にくることで、自然と袖と身頃のラインが生まれ、縫い代を最小限に抑えつつ美しいドレープ（ゆったり感）が生まれます。

• 魅力1：驚きの簡単さ：複雑な増減目や、パーツごとの型紙合わせは不要です。
• 魅力2：初心者向き：ひたすら同じパターン（今回は長編み推奨）を繰り返すだけで形になります。
• 魅力3：サイズ調整が簡単：六角形の段数を増やすだけで、丈や袖の長さを自由に調整できます。

使用した材料と道具の詳細

メイン糸と針（六角形・繋ぎ合わせ）

• 糸名: ダイソー ポストカード（赤）
• かぎ針: 8号（六角形モチーフ用。ゆったりとした風合いを出すため大きめを使用）
• 使用量: 六角形2枚、背中の編み足し、繋ぎ合わせに使用して 計4玉
• ポイント: 針サイズを大きくして編むことで、ふわふわとした空気感と軽さを出すことができました。

リブ編み糸と針

• リブ編み糸: ダイソー フラッフィー（ブラウン）
• 使用量: 裾、袖に1玉 / 前立てに1玉を少し使用
• 輪針: 8号（リブ編み用。棒針のテクニックで伸縮性のあるリブを仕上げます）
• ポイント: 本体と異なる質感の糸を使うことで、デザインにアクセントが加わります。

【編み方徹底解説】作成順のMEMOとポイント

Step 1: 六角形モチーフの作成

Step 2: 繋ぎ合わせと背中部分の編み足し

Step 3: 仕上げのリブ編み（裾・前立て・袖）

カーディガンの完成度を高めるため、縁周りをダイソーの「フラッフィー」でリブ編みしていきます。伸縮性を持たせるため、今回は棒針（輪針）を使用しました。

• 裾: 裾周りから目を拾い、リブ編み（例：ゴム編み）を行います。
• 前立て: 前立て部分（前身頃の縁）から目を拾い、リブ編みを行います。この時、ボタンを付ける場合は、適宜ボタンホールを編み込むか、後からボタンホールを無理穴で作成します。
• 袖口: 袖口周りから目を拾い、リブ編みを行います。
• ボタン: お好みでボタンを数個つけて、前を閉じられるように仕上げましょう。

サイズ調整と着こなしのヒント

• 着丈の調整: もし長すぎる・短すぎる場合は、六角形の段数を増減させるだけで調整できます。ただし、段数が増えるほど使用する毛糸の量は増えますのでご注意ください。
• 袖の長さ: 六角形を繋いだ後の袖口のリブ編みの段数で簡単に調整可能です。
• 着こなし: 今回はオーバーサイズでヒップが隠れる長さにしました。レギンスや細身のパンツと合わせると、編み地のボリュームが活かされ、バランスの取れたコーディネートになります。

完成作品ギャラリー

六角形モチーフの構造により、肩から袖にかけてのラインが自然で、ゆったりとしたシルエットになりました。

完成したカーディガン正面

完成したカーディガン背面