【推し活×ハンドメイド】

大好きな「推し」のカラーを取り入れた、世界に一つだけのトレカカードケースをかぎ針編みで制作しました! 今回は細いレース糸に近い糸を使用したため、時間はかかりましたが、その分繊細で美しい仕上がりになりました。 初心者の方は、太めの毛糸を使用すれば、もっと早く、ふっくらとした可愛いケースが完成しますよ。


完成した推しカラーのトレカケース。繊細な編み目が魅力です。


完成した推しカラーのトレカケース。繊細な編み目が魅力です。



推し活に最適!手編みトレカケースの魅力と基本構造


完成作品のデザインポイント:前面と背面の質感の違い


市販のトレカケースも可愛いですが、推しカラーの毛糸を選び、自分の手で編み上げることで、愛情がたっぷり詰まった特別なアイテムになります。 このケースは「カード全面」と「カード背面」の2つのパーツを組み合わせて作られています。

    

前面:角をしっかり出した四角いポケット


前面:角をしっかり出した四角いポケット



前面:角をしっかり出した四角いポケット





背面:すじ編みでうねりを出したデザイン


背面:すじ編みでうねりを出したデザイン



背面には「すじ編み」という技法を取り入れ、シンプルながらも表情豊かなデザインに仕上げました。



使用材料と準備:ダイソーの毛糸を活用


今回使用した毛糸の詳細(100均で揃う材料)


今回使用したのは、手芸店ではなく、身近なダイソーで購入できる細めの糸です。 お財布にも優しく、気軽に「推しカラー」に挑戦できるのが魅力です。 毛糸の太さによって仕上がりが変わるため、お手持ちのトレカサイズと相談しながら糸を選んでください。


使用したダイソーの毛糸のイメージ

準備するものリスト


  • 推しカラーの毛糸 1玉 (今回は細めの糸を使用)
  • かぎ針 (使用する糸の太さに合わせた号数)
  • とじ針、ハサミ
  • キーチェーン金具(オプション)
  • リボン、ボタン、ビーズなどのデコレーションパーツ(オプション)

【Point】細い糸は編むのに時間がかかりますが、上品な仕上がりに。初心者の方は、アクリル毛糸など滑りが良く、太めの糸を選ぶとスムーズに編み進められます。

【保存版】推し活トレカケースの編み方・作成工程ガイド


Step 1: 土台となるカード全面の編み方


トレカケースの表側は、角をしっかり作ることで、トレカがスムーズに入る四角いポケットになります。 すべて細編みで編み進めます。


  1. 作り目: トレカの横幅・縦幅に合わせた目数(くさり編み)を編み、わにします。(例:横幅18目+縦幅24目×2)

  2. 1段目(四角に編み出す):

    ※目数はあくまで例です。ご自身のトレカサイズに合わせて調整してください。

    • 横幅の目数(例: 18目)を編み、角でくさり編み2目。

    • トレカの縦幅に合わせた目数(例: 24目)を編み、角でくさり編み2目。

    • 横幅の目数(例: 18目)を編み、角でくさり編み2目。

    • トレカの縦幅に合わせた目数(例: 24目)を編み、角でくさり編み2目。

    • これで、四角くなりますので、編み進めます。

  3. 2段目以降: 角のくさり編み部分で増し目をしながら、トレカケースの深さ(側面)が出るまで編み進めます。(目安:3~4段)


Step 2: 背面パーツの工夫(すじ編みの採用)


背面はトレカを固定するフタの役割を兼ねて、平らに編み進めます。 今回は、表情を出すために「すじ編み」を採用しました。すじ編みは、通常の細編みよりも少しだけ立体感が出て、可愛いリブ(うね)模様になります。


  1. 作り目: 前面を編んだ最終の横幅の目数+両端の角2目分を作り目とします。

  2. 段数: 前面の縦幅と同じ段数になるまで、往復編みで細編みをします。

  3. すじ編み: 細編みをする際、通常は前段の頭2本に針を入れますが、すじ編みでは前段の頭の向こう側一本(奥側)にだけ針を入れて編みます。


Step 3: 前面と背面のパーツを合体し、閉じ合わせる


編み上がったカード全面と背面を縫い合わせます。中表(裏側を外にして)にすることで、ひっくり返したときに縫い目が内側に隠れ、きれいに仕上がります。


  1. パーツのセット: カード全面と背面を中表(裏側同士を外側)に合わせてずれないように固定します。

  2. 閉じ合わせ: とじ針や細編みなどを使って、トレカの挿入口となる上部以外の3辺をしっかり閉じ合わせます。(意外と伸びるので、全部閉じてひっくり返して、全面からカードを押し込んでも装着できました)

  3. ひっくり返す: 口部分からケースを外表にひっくり返します。これで、トレカケース本体が完成です。

  4. キーチェーン: 閉じる際に、キーチェーン用のループを一緒に編み込むか、口部分の角に後から簡単なループをつけます。(ループがなくても装着できるキーチェーンの場合は不要)


Step 4: 周囲にフリルを編んで華やかにデコレーション


ケースの側面部分にフリルを編みつけることで、一気に華やかさが増し、推し活グッズらしい可愛らしい見た目になります。


  1. 土台作り(細編み): 閉じ合わせた側面の部分全体に、1周細編みを編み入れます。

  2. フリル編み(長編み): 次の段で、フリルを作るための増し目をします。

    • 基本:細編みの1目につき長編みを2本ずつ編み入れます。

    • 角の処理:ケースの角にあたる部分3目は、カーブをきれいに保つために長編みを3本編み入れます。(これにより、自然でボリュームのあるフリルが作成できます)

  3. 完成: これで、簡単にボリュームのある可愛いフリルが完成します。


さらにオリジナリティを出すデコレーションのアイデア


フリルに加えて、リフ編みやモチーフ編みで作ったリボン、ボタン、ラインストーンなどでデコレーションすれば、さらにオリジナル感が出て、SNS映えもばっちりです!


【まとめ】

この記事が、あなたにとって新しい推し活の形を見つけるきっかけになれば幸いです。 ぜひ、あなたの推しカラーで素敵なトレカケースを編んで、イベントや日常で活用してくださいね!